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カラーモードの改良

カラーモードに"忠実色"を追加

カラーモードの細分化

従来までのカラーモードを、「プロファイル」と「色表現」のカテゴリとして細分化を行いました。
「プロファイル」とは・・・
「プロファイル」とは、色再現の特性を指します。まず「プロファイル」の選択で色再現の方針を決定し、次に「色表現」でお好みのカラーイメージに写真を仕上げてみてはいかがでしょうか。
カラーモードの細分化

「プロファイル」では、従来のモード(“V4互換”)に追加して“自然”“忠実色”“モノクロ”を新たに搭載しました。「色表現」との組み合わせにより、より多彩な色彩表現をご活用いただくことが可能です。

旧バージョンとの互換一覧
旧バージョンとの互換一覧
●V4互換

旧バージョンのパラメータ情報がある場合に、その色作りを引き継ぐプロファイルとなります。色調を維持する場合にご使用ください。

●自然

“自然”は、SILKYPIXの標準としている色づくりを行うプロファイルです。DSP5では従来バージョンでの色再現方式から改良を行い、より人間の感覚に近い色再現と使いやすさの向上を実現しました。

プロファイル“自然”の色再現方式改良はこちら

●忠実

“忠実”は、新たに追加されたプロファイルです。あっさりとした階調性の高い色表現が特徴です。

プロファイル“忠実”の詳細はこちら

●モノクロ

モノクローム写真を作成する際に使用します。「色表現」でタイプの異なる2種類のモードを選択することができます。

プロファイルに“忠実”を搭載

カラーのプロファイルに“忠実”を搭載しました。
  • “忠実”はあっさりとした階調性の高い色表現が特徴です。
また、発色傾向だけでなく「調子」からコントラストを変更した場合でも色味を維持します。そのため以下の特徴があります。
  • 彩度を高くすることなくコントラストを強くすることができます。
  • 色を浅くする事無くコントラストを弱めることができます。
そのため調子との組み合わせにより従来の標準色では表現できなかった色づくりが可能となりました。

“自然”と“忠実”の選択例

「標準」と「忠実」の選択例
初期値では鮮やかな部分の色に大きく違いが見られます。
  • “自然”はヌケの良い鮮やかな発色となっています。
  • それに対し“忠実”はシックで階調性を重視した仕上がりとなります。

“忠実”トーン変更による仕上げ例


「忠実」トーン変更による仕上げ例
“忠実”は軟調や硬調といった調子の変更を行っても、色座標を維持します。そのため彩度を変化させる事なく色味を維持します。
そのため、鮮やかなバラの花でも色飽和や色ヌケを起こす事無く調子の変更が可能です。
“忠実”におすすめの被写体
“忠実”におすすめの被写体
“忠実” : 硬調仕上げ
コントラストを強めることで被写体である自転車の金属の質感や、壁のテクスチャーを強調した例です。
標準色と比較してコントラストを強くしても色が強くならないので被写体の色の雰囲気を残したコントラスト調整が可能です。
また、それにより立体感を強く感じるのも忠実の特徴の一つです。
“忠実”におすすめの被写体
“忠実” 記憶色 : 硬調仕上げ
鮮やかな被写体で調子を硬く仕上げたい場合に、もともと色の強い部分でさらに色が強く(濃く)なり過ぎて階調が失われてしまう場合があります。しかし、シーンによっては調子を硬くしたい場合もあります。
“忠実”では調子を変更しても鮮やかさは変わらないので、とても鮮やかな被写体でのトーンコントロールもしやすくなっています。
“忠実”におすすめの被写体
“忠実” : 硬調仕上げ
無彩色の多い被写体でも被写体の色を変化させることなく立体感を演出することができます。
階調で見せたい写真などにも良くマッチします。
“忠実”におすすめの被写体
“忠実” : 軟調仕上げ
柔らかな光の表現では軟調が好まれる場合が多いでしょう。
“忠実”では軟調にしても色が浅くなりにくいので、積極的に軟調表現を行うことができます。
“忠実”におすすめの被写体
“忠実” : 軟調仕上げ
人物などは明るく柔らかく仕上げたい場合も多いでしょう。
軟調にすることによる肌色によく見られる階調に色づきも出ることもなく美しい軟調表現が可能となります。
“自然”におすすめの被写体
“自然”におすすめの被写体
抜けるような青空と色鮮やかなコスモスの組み合わせは、“自然”が良くマッチします。
“自然”におすすめの被写体
日の出を控えた海岸の写真です。“自然”は青色赤色共にヌケの良い印象的な写真に仕上げます。
“自然”におすすめの被写体
“自然”は透き通る子供の肌色をきれいに表現できます。

プロファイル“自然”で新たな色再現方式を搭載

カラーのプロファイル“自然”で新たな色再現方式を搭載しました。
従来はコントラストの調整で変化していた彩度が、一定以上変化をしないようになりました。それにより色飽和による白トビを緩和し、トーンと彩度を分離して管理することができます。
プロファイル「自然」で新たな色再現方式を搭載
※旧バージョンのパラメータが存在する場合は、カラーのプロファイルが"V4互換"となり、旧バージョンまでの"標準色"が適用された状態となります。新しい"標準色"を設定する場合は、ドロップダウンリストからご選択下さい。

色表現“標準色”の色再現方式を改良

カラーの色表現“標準色”の色再現方式を「3Dカラーマッピング方式」に改良しました。より人間の感覚に近い色再現を行います。ホワイトバランスを調整した際の色再現性が向上しました。
色表現“標準色”の色再現方式を改良
※旧バージョンのパラメータが存在する場合は、カラーのプロファイルが"互換モード(マニュアル指定)"となり、旧バージョンまでの“標準色”が適用された状態となります。新しい“標準色”を設定する場合は、ドロップダウンリストからご選択下さい。

色表現“美肌色”の改良

カラーの色表現“美肌色2”“美肌色3”について、色調表現を改良しました。シャドー部の濁りを抑制し、クリアでコスメティックなイメージの肌色を実現します。
色表現“美肌色”の改良

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