現像処理/出力処理
※説明画像をクリックすると大きい画像が表示されます。
ノイズリダクション時の画質向上
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新開発のノイズリダクションアルゴリズム「NR5」を搭載しノイズリダクション時の画質が向上しました。
広域低周波色ノイズの緩和超高ISO感度撮影時に色むらのようにみられるまだら模様の色ノイズを緩和させる事ができます。 ![]() DSP5とDSP6の初期設定での比較となります。
暗部に残留する広域な赤や青の色ノイズが減少しています。 輝度ノイズの緩和ノイズ除去時、従来のものと比較し、高感度時に発生する画像のざらつき(輝度ノイズ)緩和の性能が向上しました。従来と同じノイズ量で比較した場合に写真がぼやけるという副作用が抑え込まれています。 ![]() DSP5では強いノイズレベル部分で除去しきれなかった輝度ノイズも、新開発の「NR5」を搭載したDSP6ではそれらを除去する事ができます。詳細画像の下部については、モノクロ化し輝度ノイズレベルの違いを分かりやすくしたものとなります。
NR時の輪郭維持レベルの向上ノイズ除去時、従来のものと比較した場合輪郭のにじみや波打ちを抑えています。そのため、NR時でも自然な仕上がりが可能となりました。 ![]() DSP5と比較して同じノイズの量で比較した際の解像感が向上しています。輪郭やディティールの再現性に違いが見られます。
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覆い焼き/HDRハイライトシャドーの分離
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従来、暗部と明部を同時に階調補正を行っていた覆い焼きとHDR機能に明部と暗部をそれぞれ独立して調整を行う事ができるコントロールを追加しました。
※HDR(ハイダイナミックレンジ)表現とは、人間の記憶に近い状態で写真表現する手法です。
覆い焼きのみ(覆い焼き/HDR共通)シャドー部を自動で検出し、増感する事で明るく再現する事ができます。また、これはシャドー部にのみ適用されハイライト部の明るさには影響がありません。 ![]() 明るい雲の部分の階調を変化させることなく、シャドー部のみを自動で検出して自然な明るさに再現することができます。
![]() 強くシャドー部を明るく補正することができます。暗部補正が独立した事により、シャドー部のみに強く適用する事ができます。
焼き込のみ(覆い焼き/HDR共通)白とびに近いハイライト部分を自動で検出し、減感させる事で階調を復元する事ができます。また、これはハイライト部分にのみ適用されシャドー部の明るさには影響がありません。 ![]() 黒い木の幹の部分の階調はそのまま(黒浮きさせず)に壁のハイライト部分の階調を圧縮し再現することができます。
![]() HDR焼き込みはハイライト部分のみを暗く再現する事で、白とびしてしまった部分の階調を再現することができます。
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赤目補正
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赤目補正ブラシスポッティングツール内の赤目補正ブラシを使用し、ストロボの影響で赤目になっている部分を指定する事で補正する事が可能です。 ![]() クリップオンストロボなどを使用したスナップ写真などで赤目になってしまった場合でも、その部分を指定する事で補正する事ができます。
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美肌処理
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美肌強度肌色に近い部分を自動で検出し滑らかに表現する事で、肌の荒れや角質などのディテールを抑える事ができます。肌色とそれ以外の境界線部分においても自然で高画質な処理が可能となっております。最近の高画素機においてはバストアップ以上の撮影において、肌のディテールが再現され過ぎる場合があります。ポートレート撮影や肖像写真などにお役立てください。 ![]() デジタルカメラの解像力が向上し、アップなどの写真では美肌処理を行った方が好印象な写真に仕上がる場合もあります。補正箇所を自動で認識する事でスライダーだけで調節できますので、シミそばかす、角質などを一か所づつスポッティングする必要がありません。
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ノイズ付加
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写真にあえてグレースケールノイズを付加させる事で、被写体のディテールを強調したりシャープ感を増したような効果を得ることができます。単純に均一にノイズを加算させるのではなく写真の明るさを判別し、部分によってノイズの発生量を自動で変える写真適用型のノイズ付加フィルターとなっています。そのためフィルムグレイン(フィルムの粒状感)のエミュレーションとしてもご利用いただくことができます。
![]() モノクロ写真ではノイズを付加させる事で階調感の向上や質感の演出を行うことができます。
![]() カラー写真でもグレースケールノイズを付加させることでフィルム写真のような雰囲気に仕上げる事ができます。
ノイズ強度グレースケールノイズを付加する強度を調節する事ができます。強く設定する事でノイズのコントラストが高くなり強いノイズとなります。 ![]() ノイズ粒度グレースケールノイズの大きさを調節する事ができます。拡大や縮小を踏まえた最終的なプリントサイズに応じて用途に応じたノイズの大きさを決めることができます。 ![]() |
自動レベル補正
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自動レベル補正写真のヒストグラムを自動で認識し、シャドー、ハイライトのレベル値を自動で設定する機能です。光線の状態が弱い(低コントラスト)時やRGBの階調を最大限使ったトーンを設定したい場合に便利な機能です。レベル補正が強くかかるとコントラストが高くなり彩度が上がって見える場合があります。その際には彩度スライダーで彩度を落としてください。 ![]() 光線状態が弱いシーンでも階調をできるだけ使用した仕上げが可能となります。自動レベル補正を基準としてここから別途入力/出力レベルを調節すると良いでしょう。
![]() 輝度差の少ない優しい光の撮影条件で写真が眠くなってしまった場合でも自動レベル補正を行うことである程度メリハリのある鮮やかな写真に仕上がります。
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プレビュー時アンシャープマスク
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従来、JPEG/TIFF出力や印刷時に設定できたアンシャープマスクがプレビュー画面上で設定できるようになりました。
量シャープネスの強さを決めることができます。 ![]() 半径シャープネスが適用される輪郭の大きさを設定する事ができます。 ![]() しきい値シャープネスが適用されるべき輪郭の鮮明さを設定する事ができます。高く設定するとある程度鮮明な輪郭にのみシャープが適用されます。 ![]() |
シェーディング中心
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シェーディング中心シェーディング(周辺減光)を補正する中心を変更する事が出来ます。これは、効果としてあえて周辺を減光させる場合(トンネル効果を狙う場合)に写真をトリミングし画角中心がずれた場合でも四隅均等に減光効果を得るときに特に有効です。 ![]() 周辺減光を効果として狙いたい場合、トリミングにより画像の中心がずれても四隅均等に減光効果を適用することができます。
![]() 1:1のようにトリミングによりアスペクト比を変更する場合にトリミング中心を移動してもシェーディングの減光効果を四隅均等に適用することができます。
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プリンタプルーフ表示
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プリンタープロファイルを選択する事で、その「プリンター + 用紙」で印刷した際の色味をプレビュー画面上で確認する事ができます。特にRGBと特性の大きく異なるファインアート紙などを使用する場合に、色のシフトや暗部に潰れ(または浮き)などが確認できるため、精度の高い印刷用データの編集が可能となります。この機能はモニターのカラーマネージメントが行われ、プリントの閲覧環境が整った環境でのみ信頼性の高い校正(シミュレーション)が可能となります。
プリントプロファイルお使いのパソコンにインストールされているプリントプロファイルをリストで表示します。シミュレーションしたい「プリンター + 用紙」のICCプロファイルを選択する事ができます。 ![]() マッチング方法色域外の部分のクリッピング処理を選択する事ができます。 ・知覚・相対・彩度・絶対
から選ぶことができます。
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