![]() 水は、赤い光を吸収してしまう性質があります。このため、光が水中を通過する段階で、だんだん赤が欠如して、青みがかかってきます。水深が増すにつれ、どんどん青くなっていくのです。
![]() 水中の微粒子は、その大きさが小さいと青い光だけを散乱します。また、大きさが増すと緑の光も散乱するようになります。プランクトンの葉緑素は、主に緑の光を散乱させます。 水中に含まれる微粒子の状態によって、海の色が青かったり、緑だったりするのです。 これらの散乱光は、地上から見た海の色を決めるだけではなく、水中の被写体にも届きます。このため、写真が青や緑にかぶったような状態になります。 一般に、水中の微粒子が小さいと、透視透明度が高く青い海となり、大きな微粒子やプランクトンが存在すると、透視透明度が低く緑がかった海になります。 弊社の色復元技術は、さまざまな色の海での実測データと、水中での微粒子をもモデル化して、スペクトルシミュレーションを繰り返して開発されているため、青い海でも緑の海でも正確に色を再現することが可能です。
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