
色の調整は「プレビュー表示」で行います。
「プレビュー表示」後マリンモードのタブに切り替えます。

水中用テイストでは撮影したシーンや作画意図に合わせた調整値を、あらかじめ登録されているプリセットの中から選択することができます。
仕上げたい写真のイメージに近いものを選択し、そこから気になる部分を調整することもできます。
1. |
陸上用デフォルト(原画) |
JPEG 画像の場合には、何も調整されない状態、すなわち原画となります。RAW の場合には、SILKYPIX が規定する陸上用のデフォルトとなります。
つまり、このテイストは、撮影時の状態をほぼそのまま手を加えずに見ている状態と考えて差し支えありません。
何も調整していない場合には、この状態で写真が表示されます。 |
2. |
記憶色(水中用) |
水中にあるものを、陸上で観測した時の色を復元して再現し、さらに記憶に残る色を強調するテイストです。
見た目よりも色鮮やかな写真を得たい場合に適しています。 |
3. |
忠実色復元(水中用) |
水中にあるものを、陸上で観測した時の色を復元して再現するテイストです。
水中に素のままの太陽光が降り注いだような色再現が行われ、鮮やかな色が得られます。 |
4. |
ダイバーズアイ(水中用) |
水中での色の消失を復元する「色復元」がまったく行われない、ホワイトバランスが取られた状態の色を再現するテイストです。
ダイバーが見た印象に近い写真が得られます。 |
5. |
ダイバーズアイII(水中用) |
忠実色復元(水中用)とほぼ同じですが、やや青みを残した色再現が得られます。
ダイバーが記憶している水中の色に近い色再現を目指しています。 |
6. |
フィルム調A(水中用) |
広い色範囲を記録できる彩度の低いフィルムで撮影されたような色再現を目指したテイストです。 |

露出補正スライダーを右に動かすと明るく、左に動かすと暗く調整することができます。

色深度スライダーは水深にあわせた青かぶりを調整する機能です。
また、写真によって青みを残したいなどの作画意図により青みを残した調整も可能です。この場合、色深度スライダーを左に動かすことで青さを強調できます。

海水の特性によって水の色が異なります。
プランクトンの多い海では緑色。微粒子の影響による青い海などがあります。その緑〜青を調整するのが水中色偏差スライダーです。

水深によって消失した部分の色を復元することができます。
特に赤などの水中で吸収されやすい色などに効果があります。

水中の浮遊物などの影響によってメリハリの無い写真になってしまうことがあります。
濁り除去ではこの濁りを緩和し、クリアな写真に仕上げることができます。
スライダーを右に動かすことで濁りが緩和されてきますが、写真によっては暗部がつぶれ気味になる場合がありますので必要最低限でご使用ください。