
RAW現像エンジン 〜SILKYPIX〜 |
絹のような滑らかで自然な映像を実現
SILKYPIXは、デジタルカメラのセンサーから出力されるRAWデータを高彩度色境界のエッジや、微細構造部分に乗る偽色、高感度撮影における色ノイズなどを徹底的に抑制し、高解像度と高い色分離性能を両立させ高品位な自然な映像に仕上げます。
SILKYPIXの特長
高い解像度
解像度は、レンズとイメージセンサーの画素数によって決まると一般には認識されていますが、現像処理の中のデモザイク処理が大きな鍵を握っています。SILKYPIXでRAWデータを現像することで、より高い分解能を得ることが可能です。
高い色分解性能
SILKYPIXでは、色分解性能を高めるために、まったく新しい方法のデモザイクロジックを搭載しているため、色の分離が良好で、高彩度境界において、ジャギや疑似輪郭、偽色の発生がない高い色分解能を実現しています。
- 「SILKYPIX」では、難しいとされるシアンとイエロー境界でも、高い解像度できれいに分離されているのがわかります。
- 「現像ソフトA」では、輪郭がおぼろげで、解像度が足りていないのがわかります。
- 「現像ソフトB」では、輪郭が黒ずみ、色分離がうまく行われていないのがわかります。
理想的な周波数応答
SILKYPIXは、限界解像度までのあらゆる周波数に対して理想的な特性を示します。これによりモアレ現象を抑制しています。
- 「SILKYPIX」では、異なる空間周波数からなる解像度チャートのほぼ全域において、偽色やモアレの発生がほとんど観測されず、連続する空間周波数面でフラットな特性を持っている事がわかります。
- 「現像ソフトA」では、低い周波数領域から、全域にかけて偽色が発生しているのがわかります。
- 「現像ソフトB」では、高い周波数領域での分解能は出ていますが、やはり偽色が発生しています。
低偽色
SILKYPIXでは、レンズ収差や高い空間周波数における折り返し誤差、イメージセンサーの電荷漏れなど、様々な原因により発生する偽色を高度なピクセル値予測ロジックによって抑制します。
高感度撮影時のS/N向上
高感度撮影においても驚くほどきれいな映像を実現できます。

その他
ハイライト部色相ずれ抑制、リニアリティの高い映像再現性、好みにあったカラーモードの搭載
ご提案例
- デジタルカメラの現像ソフトへのSILKYPIXエンジンのご提供
- ハードウェア、ソフトウェアへの画像処理モジュールとしての組み込み