西村 春彦(にしむら はるひこ)さん:プロカメラマン1969年(昭和44年)5月13日生まれ 秋田県出身。 ■HP「西村春彦オフィシャルウェブ」→ http://n-haruhiko.sakura.ne.jp/ | ||
はじめに
西村 春彦さん(以下、西村と表記)
僕はとにかく無茶苦茶撮るんですよ。 フィルムカメラ時代からですけど、もうフィルムの頃は怖くて怖くて(撮影枚数が限定されるため)。
――たしかに限りのあるフィルム撮影はなんか落ち着かなかったです(笑)。
西村たとえばインタビュー写真撮影の仕事で、担当デスクから「(良い写真が)ねぇーじゃねえか!!」なんてことなったら大目玉ですから。ルーペでネガやポジを全カット見られるんですよ。最初のうちは、横に立ってそれを眺めてるの。だんだん慣れてくると、(ポジを)切り出して、「これですけど。」って良いカットだけ見せるんだけど、いまいちだなってデスクに思われると、「ちょっとフィルム全部見せろ!」って言われてね。
――ベタ焼きですか?
西村ポジもネガも直接フィルムのままですね。相手もカメラマンだから、ネガでも全部わかるんですよ。もう本当に細かく見られて、嫌でしたね。だからとにかくシャッターを押して枚数を稼いで「数打ちゃ当たる。」を実践しました、よく「いっぱい同じカットしかないな。」なんて言われましたけど(笑)。
――今はデジタルの大容量メディアの恩恵で、心置きなくシャッターを切れますね。
西村それをルーペではなく、液晶画面に大きく表示してチェックされるのもまたあれだけど(笑)。
RAW撮影のメリット
――では、西村さんから見てRAW撮影のメリットってどんな点でしょうか?
西村そうですね、写真って撮影時にいいなと思っても、あとで見返した時に「こんな表現も良かったかな。」って、その時々の目で変わってくる場合もあります。そういう意味では調整範囲の広いRAWの方が良いですね。それと、普段僕が取材で撮っている時などは、「ここはこうだからこういう設定に変えよう。」って思って設定を細かく変更している間に、レリーズのタイミングを失うこともあるんですよ。
――それは一番まずいパターンですね。
西村だから基本的には、カメラで行う設定は色とか明るさも微妙なところで違うし、現場で見たカメラの液晶モニターの雰囲気とパソコンモニターで見たときの雰囲気っていうのも確実に違うわけだし、で、それはキャリブレーションが取れている取れていないはまた別の話で、まずゆっくり落ち着いて見たときに変わってくるものですし、ピントが合ってるかとか、現場で全部が全部確認できないんで。それでまた「これが撮りきれなかったから今度はこう撮んなきゃ。」ってなっていくと、作業がどんどん増えていってしまいます。よく「写真はパシャって撮ればいいでしょ。」って時間がかからないものだと思ってる方も多いと思いますが、写真って時間がかかるんですよね。撮るときもそうなんですよ。
――たしかに。
西村アマチュアの方や一般の方々の撮り方とちょっと違って、単純に全景が撮れていれば撮れたって訳でもないし、そこらへんが表現と記録と「写っているだけ」という写真の違いだったりするんじゃないかなと思いますね。基本的には写っていることが前提で、更にこだわりを持ちすぎるとタイミングを逸してしまうので、とにかく後調整(RAW現像調整)する前提で一番良い状態に撮れてるっていうのが僕の中では一番だと思っています。RAWの場合にはそれが出来るので、すごく完成度の高い写真に仕上がるんじゃないかなと。JPEGでの調整だと、調整幅の限界点が浅いというか。
――そうですね。情報量が少ないので調整幅が狭いですね。
西村それでいうとやっぱりRAWっていうのはすごいなって思います。
RAW現像を始めたきっかけ
――RAWで撮影を始めたのはいつ頃ですか?
西村えーと、まずデジタルカメラを最初に購入したのはCANON EOS D30の後期ぐらいにでした。次機種のCANON EOS D60がでる直前ぐらい。その当時はまだ雑誌はポジフィルム全盛で、ある意味“ポラ(ポラロイドフィルム)”代わりっていうのかな、「こんなの撮れましたよ。」って編集担当者に見せる用にとか、あとデジタルに慣れようかなって思い始めた時だったので、当初はRAWまでは使ってなかったしRAW現像っていうのもすごく面倒くさいものだと思ってたんですよ。
――当初は、ですね。
西村 ええ。そんなにデジタルの写真に対しての扱いがまだまだ高くなかったので、まあほとんどJPEG撮影だったんですが。画素数もそんなになかったので、引き伸ばせる限界もありましたし、印刷所から「こんなサイズのデータじゃ保証できません。」って言われたりね。
――当時は色々ありましたね。特に印刷だとデジタル画像を350dpiで計算したサイズ以上に引き伸ばした場合は、画像が劣化するから無理って言われていました。
西村 まだデジタルカメラ写真の扱いについて手探り状態でしたからね。いまだったら全然伸びるじゃんって(笑)
――そうですね(笑)
西村その後、CANON EOS 20DくらいからRAWをちょこちょこ撮るようになって、ちょうどその頃くらいから、SILKYPIX Developer Studio 2.0を使い始めました。SILKYPIXムック本「RAW現像で楽しむ!高精細デジタル写真―SILKYPIXマスターBOOK (GAKKEN CAMERA MOOK)」の取材で、御社の社長さんの写真を撮らせて頂いたのもその頃でしたね。
――ありがとうございます。
西村取材の場にいると、その商品の(SILKYPIXの)良さってのが伝わってきますから。
――(笑)
西村「わぁ、いいなー。」ってね(笑)。この仕事やってると色んな人のインタビュー風景を撮影に行くじゃないですか、そうするとインタビューを自然と聞いてるわけで、色んな社長さんでも、技術者の方でも、良いお話っていっぱい聞こえてくるので、そうするとすごく勉強になるんですよ(笑)。
――それは役得ですね。
西村その現場で聞くのと、文字になって読むのとは伝わってきかたが違うので、「俺は最高の現場にいるなー!」と時に思います。
――ちょっとうらやましいです。
西村話を戻して、その時に「俺も使ってみたいな。」と思ってその後手に入れて使い始めたのが最初ですね。
――どのようなシーンにおいてRAW現像が生かされましたか?
西村 まず取材撮影の現場において、画質設定など撮影時に全部が全部追い込めないってのがまずあって、その写真を編集者なりデザイナーがレタッチしてそこから印刷って工程になっていたんですが、それを自分でもやってみない事にはちゃんとデジタルカメラ扱えるってことにならないんじゃないかなと思ってね。例えば輝度差大きい写真、この写真*1ね、夕陽の白トビの表現とかもなんとかならないかなと思って調整してみると結構なんとかなっちゃうんですよねSILKYPIXは。
――撮影時、設定に悩んでいると、夕陽が沈んでしまいますよね。
西村そうそう(笑)。
(注:「CAPA」誌面掲載時の写真は西村氏が現像調整したものではなく、左写真は同氏があらためてSILKYPIXを使い現像調整したものです。)
ライフワークの「出羽三山」撮影
西村 この写真*2が出羽三山の月山っていう山の頂上で、お盆のときにいわゆる“護摩”みたいな感じですよね、先祖供養の塔婆を納めるんですけど、それを年一回全部お焚きあげして、お盆の迎え火の意味として行うんですよ。
――頂上って標高高いんですか?
西村1984メートルです。この火のちょっと向こうが頂上になるんですけど、こんもり盛り上がっている部分です。僕はこの山頂の間近にある出羽三山神社のお仕事で、出羽三山の諸々のことを理解あるカメラマンとして(氏は、出羽三山神社の山伏修行の先達号を取得されています。山伏名:春峰〈しゅんぽう〉)、お祭りとかそういうのを記録で収めてくれないかっていう話があったんですよ。その時に撮影した写真なんですけど。一応その僕のライフワークが出羽三山なので、今回持ってきてみました。
――ありがとうございます。
西村仕上げのポイントは、炎の表現と、完全に暗闇になる前の時間帯だったので、そこら辺の雰囲気を残しつつ暗くなっていく様をもうちょっと表現できないかなと思って。
――炎の部分がとても印象的ですね。
西村ここが多分下手に調整するとグレーになってしまうので、SILKYPIXのハイライトコントローラーで今回あらためて調整してみたら「これはすごいなー!」って思ってね。白トビしている部分の残し方がポイントですかね。
――自然だと思います。
西村今回はうまく処理できました。あとファインカラーコントロール、これも使いました。空の青みを少し強調したのと、この人、赤いジャケットがかなり派手に赤かったので、それをちょっと赤の色相の彩度を抑えめにしました。
――調整前ですと、赤いジャケットにちょっと目が引っ張られるような感じがしますが、調整後は、気にならなくなって自然と炎に目が向かいます。
西村蛍光色のジャケットが多いんですよ、現代的って言えばそうなんですが。信者さんは白が基調なんですが。
――画面向かって左の2人や、前方の方々ですね。
西村神社の神職さん達と参列している人達が祝詞あげてご祈祷する、そういったお祭りです。今後も、長いお付き合いをしないとなかなか本当のことがわからない部分もあったりしますし、この場所は、麓から僕の血筋も出ている縁もありますので、出羽三山の取材活動は長く続けていきたいテーマの一つと思っています。
SILKYPIXの優れている点
――西村さんは、仕事柄色々な機材やソフトウェアを試されていると思いますが、SILKYPIXの優れている部分はどういったところでしょうか?
西村まず使い勝手がとても良いです。(※西村さんのオリジナルSILKYPIX配置画面が右画像)基本的に調整で使用するのは、メインコントロールだけなんですが、回転で微妙な水平垂直を微調整したりします。いやー、使いやすいですね。例えば同じカメラでも人のカメラって使いにくいじゃないですか。
――たしかに。
西村画面もそうだと思うんですよ。だから色んな配置アレンジが出来るっていうのがもちろん必要だと思うし、多分皆さんそれぞれでコントロール画面表示の仕方が絶対違うわけだから。
――ユーザーから話を伺う限りでも様々ですね。ツインモニター仕様で、一つのモニターは写真の表示専用で、コントロール類はサブモニターに表示という方もいらっしゃいましたし。
西村先ほどもちょっと触れましたが、僕は基本的には、露出の調整、ホワイトバランスの調整、軟調か硬調(調子)の調整、ものによっては…記憶色1(笑)
――記憶色1ですか。
西村記憶色1は一般の方に喜ばれるんですよ。一般の方向けの写真には多用しますね。あとは、高感度使用時にはノイズリダクションを使います。以上のメインコントロール部分の調整が最重要ですね。
――ノイズでお聞きしたかったのが、西村さんのブログに舞台の撮影写真が掲載されていましたが。
西村舞台の作例*3も持ってきましたよ。
――ありがとうございます。
西村この写真はブレを使ったので、さほど高感度ではないんですが(ISO800)。
――ノイズリダクションをカメラで適切に設定するのって難しいですよね。
西村僕は基本的にはSILKYPIXのノイズリダクションのプリセット、「高感度ノイズ除去優先」を選択します。大量に仕上げる場合も多いのでプリセットの使用頻度が高いですね。こだわって作品を仕上げる場合は、スライダーもありますよね。「高感度ノイズ除去優先」を使うと、だいたいの場合きれいに仕上げる事ができますね。最近のカメラはノイズもかなり減ってきているので、問題ないです。
――今まで実用的ではなかった高感度を使用しての撮影も、可能になってきたとも言えますね。
西村僕の使っているカメラでは、えーとISO4000くらいまでだったらいけるかな。この星空の写真*4、星を点で撮る場合シャッタースピードが30秒くらいが限界なんですよ。使うレンズの焦点距離にもよりますが、僕の場合はISO4000で20秒で広角、そういった使い方が多いかな。この写真は車のライトが入ったんですが、光の印象が好きなんで。
――ハレーションの感じがとても格好良いです。ISO4000ですよね。しっかりSILKYPIXの「高感度ノイズ除去優先」が効いてますね。
西村高感度撮影後に、ノイズリダクション調整だと結果が良いですね。
日中の撮影を夜っぽい雰囲気の写真に
――この写真*5は?
西村最近コスプレ系の撮影依頼を受けまして、ちょっと片足突っ込んでいるんですが。この写真は僕の大好きなテイストの「ノスタルジックトイカメラ」をベースにホワイトバランスを調整して仕上げました。
――なんというか、幽玄で非日常的な雰囲気がある写真ですね。
西村これは、撮影される方が要望する原画イメージがありまして、それが夜のイメージだったんですよ。この写真は日中に撮影しているんですが、夜っぽい雰囲気にしたいっていうのがあったんですよ。「でも無理ですよね?」って言われたんですが、ではまず作画意図としてホワイトバランスを青くすることと、周辺光量を落としました。
― レンズ収差補正の「シェーディング」ですね。
西村ええ。シェーディングもよく使います。
それと、昔の時代劇のテレビ番組では、夜のシーンの映像って明るいうちにタングステン系のフィルムを使用したりやフィルターワークなどでも駆使した撮影方法などで、無理矢理露出を落として擬似夜景っぽく撮ってるっていうのがあるんですよ。
――へぇー。
西村昔のテクニックだと思うんですけど。その記憶があって、「RAWで出来るんじゃないかな!」と思ってSILKYPIXで実際にやってみたんですが。木漏れ日も、月明かりかなって思わせられると良いかなって。
――たしかに夜っぽい妖しげな感じです。
西村ちょっと現実感のないというか、そういう方向へ持っていけば夜っぽいイメージを醸し出すことが出来るかなと思って撮ってみて、その後撮影時に持っていたイメージをどういう風にできるかなと思って、調整してみました。
様々なカメラのRAW対応
西村突き詰めていけば、SILKYPIXでほんとに良い、自分のイメージに合う仕上げっていうのが確立できるなと思います。あと仕事的に気に入っているのが、カメラ誌等の取材で色んなカメラで撮るじゃないですか。SILKYPIXはとにかくなんでもRAW現像できるじゃないですか。
――はい、多くのカメラのRAWデータに対応しています。
西村これ一本でいけちゃうんで。
――西村さんの仕事的には、この部分が特にお役に立っているかなと思っていました(笑)。
西村もちろんです(笑)。仕事柄、色々なカメラメーカーのデジタルカメラで撮る機会が多くてですね、そういう意味でとても重宝しています。それぞれのメーカーカメラのRAWデータを、それぞれの純正RAW現像ソフトを立ち上げるのは大変ですので。それぞれのソフトで操作方法というか扱い方が違うじゃないですか。それもやっぱり大変ですし。これ一本でほとんど対応できるのは効率的ですね。色んなメーカーのデジタルカメラをお持ちの方や、買い替えで他メーカーのカメラに移行される方には特にオススメです。
SILKYPIXへの要望
――SILKYPIXへの機能的な要望はありますか?
西村つい最近思ったのですが、最近のデジタルカメラに内蔵されているアートフィルターで「ジオラマ風」っていうか「ミニチュアフォト」みたいなのがあると良いかなと。それにプラスして、ソフトフォーカスも出来るようになったら、「なんでも出来るじゃん!」って思います(笑)。「ジオラマ風」はピントの合わせる位置と幅を指定できて、縦位置でも横位置でも“逆アオリ”風な雰囲気に調整できると、非現実的な世界観を表現できるのに良いかなって。
――なるほど、おもしろそうです。他にはありますか?
西村あと、ハーフNDフィルターのようなフィルター機能というか、テイストがあるとい いなと思います。できれば、ハーフNDの有効範囲などの位置や効き目、角度さらにND効果の色などが調整できると便利なのですが。よく、海外のドラマやドキュメンタリーなどのテレビ作品や映画などでは、アンバー系のハーフNDなどをベタに使っている映像とかをよく見るのですが、そのような使い方だけではなく、風景写真などでもハーフNDはよく使われます。どうしても空の輝度差がありすぎて、空の調子が出ない場合もありますので、あると便利かなと思っていました。
――貴重なご意見ありがとうございます。今後の開発の参考とさせていただきます。
西村「創像」もまさにそうなんですか、楽しんで使えるアートフィルターのようなものが、たくさんあると、適用することで意外な写真にマッチしたりする発見もあると思いますので、ますますユーザーにとって自由度が高く楽しいソフトになるのではないかなと思います。
読者の皆様へひとこと
――では、最後に読者の皆様へひとことをお願いします。
西村カメラで撮れた写真が全てではないし、撮らされている部分もあるし、カメラの性能で撮れているのが撮れた証拠ではなくて、単純にそれは写っているだけであって、それで良い写真もあるし、やっぱりひとつひとつデジタルっていうのは最終的なところまで自分が突き詰めていける、そういったツールだからそこの醍醐味を味わって欲しいと思います。人の手を介さないで、自分のイメージをとにかく押し進めていける、デジタルはそういった要素なので、作品となる写真を制作してほしいですね。
――撮れた写真と向き合って、楽しみながら自分のイメージに作り上げていくって事ですね。
西村そうですね。カメラの機能を使っての撮り方のテクニックとしては、絞りの使い方、シャッタースピードの使い方っていうのは、それはもう現場でしかできないですから、例えば動体を止めて写す場合のシャッタースピードを設定するとか、撮影時に注意しなくてはいけないことは、撮影テクニックをしっかり覚えなくてはいけないです。だけど、それ以外で出来ることっていうのを、現像ソフトで出来ることは現場で突き詰めなくても、後工程で自分なりのイメージに作り上げていくことができる、基本写真原理原則の中で作り上げることができるのがRAW現像ソフトSILKYPIXだと思います。RAW現像で調整することで、撮影時にもっとこうすれば良かったかなとか、逆に撮影時にこれはあとで調整できるかなとか色々気付くことができるようになるので、まさに相乗効果で写真が上達できると言えると思いますね。
――今日は長い時間に渡ってありがとうございました。
西村こんな便利なソフトは、ほんとありがたいですよ(笑)!
おまけ
西村この写真、昨年撮影した横浜の花火の写真です。撮影場所が海上保安庁の港があるところで、ちょうど船の脇から花火が上がったんでこの船の雰囲気を入れて撮れないかなと思って。空や周囲の色が違うのは、撮影する時間帯が違うからで、左の写真は日没してからまもなくだったので、空が自然の青さに。右の写真は、完全に暗くなってからなので、周囲の夜景の色などの影響で空の色が違います。
――とてもきれいですね。最後にこの趣の異なる花火2カット掲載させて頂きます!
西村:イメージ的には左の空の青さが夜っぽさとしては、いい感じの色なのですが、右の写真の空の色を青くすると、花火の色にも影響するので、ホワイトバランスはほとんどいじっていません。花火の色を優先して記憶色1で華やかな色に仕上げてみました。
――失敗が許されない取材等のプロフェッショナルな現場の撮影において、RAW現像ソフトSILKYPIXが担っている役割を今回知ることができました。撮影時にしかできない不可欠な要素(フレーミング、絞り、シャッタータースピード)に集中し、画質の調整は後工程でじっくりと、を皆さんの撮影スタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか。
【 2010年11月8日公開 】