夜の街へ
今回は、少し違った写真を撮りたくなって、いつものカバンに小さな三脚を入れて夜の街へ。
夜の撮影はシャッタースピードを遅くして長時間露光をすることが多いから三脚が必要だけど、そんな時でも小さくて軽いQなら、いつものカバンに入れられるような小さな三脚をでもしっかりカメラが固定できるから、とても楽に撮影できるね。
まずは赤レンガ倉庫の温かみのある照明に惹かれてまずは一枚、印象的な光の雰囲気を表現したくてあえて光源の色を残した仕上がりに。
同じ場所から視線を遠くへ向けると、豪華客船の飛鳥のきらきらした輝き。こっちもきれいだったので、構図を変えてもう一枚。
手前のオレンジ色の光と、船の白っぽい光の色の違いが印象的だったので、あとから印象に近づくようRAW現像で調整。
思った通りの写真になっているかな?
この場所の最後は、右側の倉庫を中心にして、奥に船が入るような場所を探してもう一枚。
写ってるものは同じでも、切りとり方ひとつですごく印象が変わるから写真って楽しいね。
さあ次はどんな写真が撮れるかな。
街の灯
さっきの場所から少し歩いてやってきたのがここ。
運河パークの汽車道の上から望むランドマークタワーと街の光、木々の向こう線路の先に空に向かってそびえる輝く塔ってなんだかかっこいい♪
昼間もいいけど夜の輝きのかっこ良さはまた格別、こんなところも夜の撮影の楽しさのひとつだよね。
ちょっと動いて木々を避けるとこんなにきれいな街の夜景がひろがります。
水面に映るビルの光や街灯、コスモワールドの観覧車、たくさんの小さな光があつまってこんなにきれいな夜景になってる。それをこうして一望できるというのは、実はすごく贅沢なことなのかも…横浜が誇る素敵な風景を一枚いただいちゃいました☆
少し近づいて、コスモワールドの観覧車を撮影。
近づくとすごく大きくて夜空に開く大輪の花火のように空を覆って、キラキラと輝いている。
よく見ると、観覧車のゴンドラとゴンドラに続くライトの列が、シャッターを開いている間に動いた分だけぶれて光の奇跡を描いている。
これ、面白いかも♪
次は、もう少し速く動いているものを狙ってみたくなったので、思い切ってコスモワールドの中へGO!
時間を写す
座席が上下にスイングしながらグルグルと回るアトラクション「ギャラクシー」、これも全体がライトアップされて昼間とは一味違った幻想的な雰囲気。
音楽や人の笑い声もあって幻想的な夢のなかの世界にいるような気分になる。
そんな気分を写し込みたくてまずは一枚。運転の合間の、ほんの僅かな休息の時間を撮影してみました。止まっているアトラクションはちょっと寂しげかな?
長い開放時間で動いているアトラクションを撮影すると乗り物のテールライトが軌跡を描いて、こんな幻想的な模様を描き出してくれる。
肉眼では見ることのできない光の織り成す芸術…その場の時間や空気まで切り出したような、すごく幻想的な一枚になる。
こんな小さなカメラなのに、こんなにすごい写真が撮れるなんて、やっぱりQってすごいかも。
今回のここがポイント:PENTAX Qで気軽に夜景撮影を楽しもう
夜景は、きれいだが撮影が難しくなかなかきれいに撮ることの難しい被写体だ。撮ってはみたものの、あまりきれいに写っていなくてがっかりした経験がある人も少なくないだろう。
そんな撮影の難しい夜景だが、PENTAX Qを使えばかなり手軽にきれいな夜景が撮影できる。今回は、そんな夜景撮影でのポイントと夜景の写真の色をきれいに仕上げるコツをご紹介しよう。
まずは夜景を撮影するポイント
夜景撮影の基本は、ISO感度を低く設定し、三脚等でしっかりとカメラを固定して長時間露光を行うことだ。これらの点においてQには多くのメリットがある。
まずは長時間露光、レンズキット/ダブルレンズキットに付属のレンズなら最長30秒までのシャッタースピードに対応し、更にバルブ撮影が可能だ。これにより、夜景などの光量の少ない被写体の撮影にも対応ができる。これは、一眼の様々な撮影機能を持つPENTAX Qの強みだ。
またQの小さなボディなら、コンパクトデジカメ用の小さな三脚でもしっかりと固定できるのもポイントだ。大きなカメラと三脚を持ち歩くことなく気軽に夜景撮影が楽しめるので、撮影の機会と楽しみを広げてくれるだろう。
夜景の色をきれいに見せるワンポイント
夜景の写真でよく問われるのが「夜景の写真のホワイトバランスはどう調整したらいいか」というものだ。
夜景は、光そのものを写すものであるから、光の色を残した写真に仕上げたい。このような場合、プリセットから「快晴」または「晴れ」を選択するというのも選択のひとつだ。快晴の昼間の太陽光にホワイトバランスを合わせることで、演出された照明の色がきれいに再現される。
Qで撮影するならば、RAWモードで撮影しておくことで後から付属のSILKYPIX Developer Studio 3.0 for PENTAXを使って写真の状態を見ながら調整することで、簡単にきれいな写真に仕上げることができる。
前景の人物や被写体をきれいに見せるには?
また、前景に人物などの被写体が存在する場合には、手前の被写体をきれいに仕上げたい。このような場合には、手前の被写体にホワイトバランスを合わせるのが良いだろう。
このような場合も、 RAWモードで撮影しておくことで後から付属のSILKYPIX Developer Studio 3.0 for PENTAXを使って調整することで、きれいに仕上げることができる。特にこういったシーンでは、グレーバランスツールや肌色指定ツールが役に立つだろう。
PENTAX Q+SILKYPIXで夜景撮影を楽しもう
コンパクトながら一眼としてのさまざまな撮影機能を備えたPENTAX Qは今回のような夜景を撮影するなど特殊なシーンでも、気軽に魅力的な写真を撮影することができる。
重い一眼レフと三脚を担いで、気合を入れて撮影のために出かけるというわけではなくても、小さな三脚をひとつお供にするだけで充分魅力的にあなたの思い出を記録してくれるだろう。
この夏、あなたもPENTAX Qと一緒に素敵な思い出を残してみてはいかがだろうか?
今回使用したテイスト「CHAMPAGNE JELLY」
夜景の演出された光源の色を残すよう、ホワイトバランスをデイライトに設定し、キラキラとした鮮やかな夜景に仕上げてくれるテイストです。夜景そのものを中心に撮影した写真に有効です。
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