SILKYPIX Developer Studio では、様々な光源下で正確な色が再現できるよう、多くのテスト映像から得られた複数のカラーマッチングデータを使用した独自のカラーマッチングロジックを搭載しています。
蛍光灯、電球、ろうそく、夕焼け、ストロボ光や、それらのミックス光等、さまざまなスペクトル分布の光源に対して、高い精度のカラーマッチングを実現しています。
これによって、色再現性の低下する苦手な光源がほとんどなくなります。
SILKYPIX Developer Studioでは、独自の色作りを行うことなく、素直で彩度リニアリティの高い映像を出力する事が可能です。 またそれ以外にカラーモードという色再現の方向性を決める2つのモード設定を備えています。
色は、必ずも忠実な色再現だけが「綺麗な色」の写真を作るとは限りません。
我々人間が記憶の中に残っている色、あるいは、この物体がこうあって欲しい色は、実際とずれていることが分かっています。 記憶に残っている色、あるいは、期待している色が写真として再現されたとき、「綺麗な色の写真」に見えるのです。
その特性を活かしたのが、「記憶色」モードで、記憶色や、期待する色の傾向に合わせて色作りを行います。
また記憶色では再現が難しい、人物の肌を綺麗に再現する「美肌色」モードも備えています。 これは、実際の肌色を中心とした色をできるだけ「綺麗な肌色と期待する色」に近づけるとともに、近くの色とのバランスを取る必要性から、 肌色から遠く離れた色以外は、全体に彩度を落とし、かつ明度の高い表現とするものです。
SILKYPIX Developer Studioでは、これらのカラーモードを用いて、風景や人物やなどに適した色再現を実現できます。