高いノイズ除去性能とボケの抑制

本技術は、独自の画像処理アルゴリズムにて、画像がぼやける副作用を抑えつつ高いノイズ除去効果を実現しています。
組み込み用途はもちろんのこと、ポストプロセッシングが可能な環境であればデジタルカメラのRAWデータに含まれる多くの情報を用いた演算を行うことで、デジタルカメラ単体では実現不可能な高画質・高精細な画像を得ることができます。
高感度撮影時に生じやすいノイズは、「偽色(色ノイズ)」と「輝度ノイズ」に大別されますが、本技術ではこれらを個別に除去することができます。

※処理後の画像にはハイライト復元技術も適用されています
ハイライト復元技術について

偽色抑制

「偽色」とは、ピクセル単位の細かい構造の部分（高周波部分）に本来はない色が生じる現象です。色ノイズは高感度撮影時に、粒子状の色付きが生じる現象です。本技術では、これらを同時に抑えることができます。

ノイズ除去

「輝度ノイズ」とは、高感度撮影時に生じるザラザラとしたグレースケールのまだら模様となって現れるノイズのことです。本技術では、解像感を損なうことなく効率的な輝度ノイズの除去が可能です。

高輝度周辺部に発生する色づきを抑制

「フリンジ」とは、高輝度(明るい)部分に隣接する低輝度(暗い)部分のエッジに紫色や緑色、マゼンタ色といった本来存在しない偽色が発生してしまう現象です(パープルフリンジとも呼ばれます)。本技術では、このような色づきを抑制することが可能です。