タンチョウダンスを撮影しました。奥に居る茶色の鶴は子供のようです。今後成長していく過程で顔は黒く、頭頂部は赤くなってくるのでしょうか。
環境保護の観点からも遠くから静かに撮影する方が良いのではないかと思います。この写真では600ミリの望遠レンズで撮影しています。テレコンバーターなどで距離を稼ぐのも良いでしょう。
タンチョウに限らず白い被写体の撮影時の難しさとして露出の決定が難しいということがあると思います。機種や設定によってカメラのAEでは露出アンダーになってしまいグレーっぽく
なってしまうことがあります。その為タンチョウの羽毛のディテールが無くならない様にシビアに露出を決定する必要があります。また、RAWモードで撮影しているなら露出に迷ったときは
少しアンダー目に撮影しておくのも一つの方法です。これはRAW現像時に増感し、適切な露出に調整すれば良いからです。しかし、RAWデータ上で白とびさせてしまった部分のディテールはその
部分の情報がない為に減感しても復元することができません。
露出などカメラの設定を気にするよりもむしろ構図などのシャッターチャンスに専念して欲しい。野鳥のRAW撮影の最大のメリットはそこにあります。