パラメータの調整を助ける機能として、警告表示機能を有しています。
6.1 ハイライト、シャドー、色域外警告の表示
を押すと、各警告表示を指定することができます。
警告表示は、プレビュー表示の際に、映像に重ねて点滅表示されます。
(1) ハイライト警告する
明るさや色が飽和してしまっている箇所を点滅表示します。
明るさが飽和している箇所は、黒で点滅表示され、露光不足の個所は白で点滅表示されます。
この機能は、露出調整をする際に便利です。
また、色の飽和は反転色(ネガ)で警告されますので、彩度調整の際にも便利にご利用いただけます。
(2) シャドー警告する
(3) ハイライト/シャドー警告する
(4) 色域外警告する
これらの警告のレベルは、カスタマイズすることができます。機能設定をご覧ください。
6.2 トーンカーブ
メニューの[表示(V)]-[トーンカーブ(V)]を選択すると、「トーンカーブ」ダイアログを起動します。
編集中の画像に対する明度の変換を行うカーブを設定します。横軸が入力(元画像の輝度)、縦軸が出力(変換後の輝度)となっており、画像中の明度をカーブで操る事が出来ます。
※「トーンカーブ」ダイアログのWindows枠をドラッグすると、ダイアログの大きさを調整することができます。
また、Shift キーを押さえながらドラッグすると、ダイアログの縦横比を固定して、ダイアログの大きさを調整することができます。
6.2.1 ポイントの編集
カーブは、ポイントを通過するように描かれ、そのポイントを操作する事でカーブを操作します。操作中は[全初期化]ボタンの右側に座標が表示されます。[ガイド表示]機能:プレビュー上にカーソルがある場合、その位置の値を表示します。
(1) ポイントの追加
ポイントは、マウスをグラフ上でクリックする事で、その位置にポイントが置かれます。
(2) ポイントの移動
既にあるポイントの近くにマウスカーソルを持っていくと、カーソルが{4方向のカーソルの画像}の様に変わります。
この状態でマウスをドラッグする事で、既存のポイントを移動する事が出来ます。
(3) ポイントの削除
削除したいポイントにマウスカーソルを合わせ、右ボタンをクリックする事で、そのポイントが削除されます。
また、Deleteキーを押下する事で、カレントポイントを削除する事も出来ます。削除出来るのは、最後の2点までです。
(4) カレントポイント
6.2.2 トーンカーブ:ボタン
(1) 種類コンボボックス・・・コンボボックスで階調処理を行いたい値を選択してください。
処理の順番は、R、G、Bのそれぞれトーンカーブで行った設定を反映した後、 RGBのトーンカーブで行った設定が反映されます。
(2) [初期化]ボタン・・・設定された明度が初期化されます。
(3) [全初期化]ボタン・・・RGB、R、G、B全てのトーンカーブの設定を初期化します。
(4) [ガイド表示]・・・プレビュー上にカーソルがある場合、その位置の値を表示します。
(5) [構成点追加]ボタン・・・プレビュー上にスポイトの形をしたアイコンを移動し、編集したい点をクリックすることで、現在選択している種類のトーンカーブ上に構成点を追加できます。(Ctrlキーを押しながらクリックすると、RGB、R、G、Bすべてのトーンカーブ上に構成点が追加されます。)
※(4) [ガイド表示]と(5) [構成点追加]ボタンは、全てのポイントが単調増加または単調減少の場合のみ機能します。
6.2.3 タイプ
「トーンカーブ」は以下の2種類が選択可能です。
(1) 直線 配置されたポイントを、線分で結びます。
(2) 曲線 配置されたポイントを通る、滑らかな曲線で結びます。
6.3 ヒストグラム
メニューの[表示(V)]-[ヒストグラム(H)]を選択すると、「ヒストグラム」ダイアログを起動します。
「ヒストグラム」とは、画像上の輝度の分布を表したもので、これによって、どの辺りの輝度が多く含まれているかを知る事が出来ます。
横軸が輝度(0〜255)で画面右へ行くほど高くなり、縦軸がその輝度に対応する画素数となります。
グラフには、RGBそれぞれが、それぞれの色で表示され、重なった部分は加法混色によって表現されます。
6.3.1 ヒストグラム:モード
表示は以下の2つのモードから選択できます。
(1) 自動
ヒストグラムの縦軸の目盛りを、画像から自動的に適切と思われる値に設定します。
(2) 手動設定
ヒストグラムの縦軸の目盛りを、手動で調整するモードです。
下のスライダーで、軸の目盛りを調整出来ます。左に行くほど目盛りは粗くなり、右に行くほど密になります。
6.3.2 ヒストグラムの表示
画面下のグレースケール表示上に表示されれいる矢印は以下の意味があります。
(1) コントラストの中心
(2) RGBマーカー
画面のマウスカーソル上の点のRGB値を、グラフ上の対応する輝度位置に表示します。
画面上の点の色が、ヒストグラム上のどの辺りに分布するかを調べるのに有効です。
また、グラフ上をクリックする事で、その輝度のRGBそれぞれの統計値を表示する事が出来ます。
6. 4 ショートカットキーとファンクションキー
6.4.3 ショートカットキー一覧
入力 | 動作 | 単一選択 | 複数選択 | プレビュー表示 | RAW画像以外 |
[F1]キー | ヘルプ | ○ | ○ | ○ | ○ |
[F2]キー | 露出補正ツール | × | × | ○ | × |
[F3]キー | グレーバランスツール | × | × | ○ | × |
[F4]キー | 肌色指定ツール | × | × | ○ | × |
[F5]キー | プレビューの更新 | ○ | × | ○ | × |
[F6]キー | 削除予約 | ○ | ○ | ○ | ○ |
[F7]キー | コピー・移動予約 | ○ | ○ | ○ | ○ |
[F8]キー | 現像予約 | ○ | ○ | ○ | × |
[F9]キー | フローティング・コントロールの表示切替 | ○ | ○ | ○ | ○ |
[F11]キー | 1つ手前のコマへ | × | × | ○ | ○ |
[F12]キー | 次のコマへ | × | × | ○ | ○ |
|
Ctrl+[A]キー | 全てのコマを選択 | ○ | ○ | × | ○ |
Ctrl+[C]キー | 現像パラメータのコピー | ○ | × | ○ | × |
Ctrl+[E]キー | 画像の回転 -90° | ○ | ○ | ○ | ○ |
Ctrl+[F]キー | フォルダ選択 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Ctrl+[G]キー | グリッド表示 | × | × | ○ | ○ |
Ctrl+[H]キー | ヒストグラム表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Ctrl+[M]キー | トーンカーブ表示 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Ctrl+[O]キー | ファイル選択 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Ctrl+[P]キー | 印刷 | ○ | ○ | ○ | ○ |
Ctrl+[R]キー | 画像の回転 +90° | ○ | ○ | ○ | ○ |
Ctrl+[S]キー | 現像と保存 | ○ | × | ○ | × |
Ctrl+[T]キー | トリミング領域設定 | ○ | × | ○ | × |
Ctrl+[V]キー | 現像パラメータの貼り付け | ○ | ○ | ○ | × |
Ctrl+[W]キー | 表示モードの変更 | ○ | × | ○ | ○ |
Ctrl+[X]キー | 現像パラメータの初期化 | ○ | ○ | ○ | × |
Ctrl+[Y]キー | リドゥ | ○ | × | ○ | × |
Ctrl+[Z]キー | アンドゥ | ○ | × | ○ | × |
|
Ctrl+[0]キー | 表示倍率: 全体表示 | × | × | ○ | ○ |
Alt+Ctrl+[0]キー | 表示倍率: 100% | × | × | ○ | ○ |
Ctrl+[+]キー | 表示倍率: 拡大 | × | × | ○ | ○ |
Ctrl+[-]キー | 表示倍率: 縮小 | × | × | ○ | ○ |
|
Shift+[↑]キー | 表示倍率: 拡大 | × | × | ○ | ○ |
Shift+[↓]キー | 表示倍率: 縮小 | × | × | ○ | ○ |
Shift+[→]キー | 表示倍率: 100% | × | × | ○ | ○ |
Shift+[←]キー | 表示倍率: 全体表示 | × | × | ○ | ○ |
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[PageUp]キー | ScrollUp | ○ | ○ | ○ | ○ |
[PageDown]キー | ScrollDown | ○ | ○ | ○ | ○ |
[Home]キー | 先頭までScroll | ○ | ○ | × | ○ |
[End]キー | 末尾までScroll | ○ | ○ | × | ○ |
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