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花の撮影

花をきれいに撮る
レジャーシーズンでデジカメも大活用の時期ですね!
アウトドアや旅行、または趣味を活かして、忙しい毎日では撮れない、とっておきの写真を撮ってみましょう!
今回は丁度咲き頃を迎えるバラ園での撮影講座。
花を綺麗に撮影するちょっとしたコツやポイントをご紹介します。
デジカメを持って、さあ、出かけて見ましょう!
  バラ園

操作手順
【撮影のコツ】
1.二つの望遠モード
2.手ぶれの防止
3.効果的なフレーミング
【レタッチのコツ】
4.トリミング
5.色調を整える
6.ソフトフォーカス
1.二つの望遠モード=
花を一輪魅せたいのならば,カメラの設定で望遠(マクロモード)を選択してから、被写体に50〜60cm程度まで近づいて撮影すると良いでしょう。カメラの機種によって異なりますが、一般的に花のマークが接写向けのマクロモードです。また、マクロにもテレマクロ(T)とワイドマクロ(W)の2タイプがあるのがポイントです。

  撮影距離

ワイドマクロ
【ワイドマクロ(W)】
写りこみの範囲が広く、メイン以外の被写体を上手に活かす場合の撮影に向いています。
  テレマクロ
【テレマクロ(T)】
写りこむ範囲が狭く背景はボケ気味になります。メインの被写体をより主役にした場合の撮影に向いています。

2.手ぶれの防止
接写では大きく写る分、手ぶれによるボケなどには気をつけたいものです。コンパクトデジカメはピント合わせや、シャッターを切ってから画像が記憶されるまでに時間差があります。(天候によっても速度が変わってきます)また重量が軽めのデジカメの場合、手ぶれもおきやすくなります。接写は三脚の使用が理想ですが、使用しない場合は、下記のようなちょっとした気配りでも変わってきます。

  • 脇をしめ、シャッターを切る瞬間に軽く息を止める。
  • 中腰など不安定な姿勢をできるだけ避ける。
  • オートフォーカスの半押しは力まず、ゆっくり押して放す。
  撮影時の姿勢

3.効果的なフレーミング
自分の撮りたいものを明確にして、より効果的な構図で撮影してみましょう。少しアングルを変えるだけで花の見え方の印象もだいぶ変わります。

ハイアングル   【ハイアングル】
被写体を見下げた撮り方です。素直に花の魅力が伝えられます。

ローアングル   【ローアングル】
被写体をやや見上げる撮り方です。凛とした雰囲気が強調できます。

全体構図   【全体構図】
全体の鮮やかな雰囲気を全体的に収めています。

4.トリミング
トリミング元画像 トリミングa トリミングb
元画像:
全体の雰囲気がよく撮れています。
a:
横構図は画面に広がりを与えられます。
b:
花の高さを見せると、生命力を感じます。
トリミングc トリミングd トリミングe
c:
思いきった構図に。花びらの質感が最大限に表現できます。
d:
縦長にトリミングすると、奥行き感ができます。
e:
楽しい形に。縁をぼかすのも簡単にできます。
5.色調を整える
当日の天気ばかりはわからないものですよね。でもせっかくのお休みに撮った写真だからより綺麗な写真を残したい.....。そんな時、ソフト上のレタッチなら撮影後も納得するまで自分のイメージに より近づける事ができます。

色調補正元画像 花の色補正 全空の色補正体構図
元画像:
全体の雰囲気がよく撮れています。
a:
横構図は画面に広がりを与えられます。
b:
花の高さを見せると、生命力を感じます。
6.ソフトフォーカス
撮影した写真にもう少しアレンジを加えて雰囲気を出してみたい時に便利なのがフィルタ機能。
ソフトフォーカス用のレンズを持っていなくても、ボタン一つで効果をかけられます。1発撮りではできない効果の強弱も、画面上で確かめながらできるので、初心者の方も安心です。

ソフトフォーカス元画像 ソフトフォーカス ピンボケ
元画像:
きれいに撮れていますが普通の写真です。
ソフトフォーカス:
輪郭がくっきりしたまま柔らかなイメージになっています。
ピンボケ:
輪郭までボケてしまっています。
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